配線ダクトのULマークは安心に繋がるもの

配線ダクトを使えば天井や壁、床上などに自在にケーブルを引き回すと同時に見た目にもすっきりするなどのメリットがありますが、配線ダクトの中にはUL規格に準拠したものがあり、これを使うことで耐久性や耐火性など優れた能力を発揮してくれる、品質の高い配線ダクトを使ってケーブル類を引き回すことができるようになります。

ULは、アメリカを本拠地としている試験や検査を行い認証手続きを行っている企業名、審査の対象になるものはモノづくりのための材料や部品、完成した装置や道具類などであり配線ダクトもこれらに含まれる部材です。配線ダクトにULマークがついている場合、それは厳しい審査を通り抜けて合格していることの証であると同時に、安全であることを証明していることになります。ダクト内のケーブルに高電圧の電気が流れている場合、電気エネルギーが熱エネルギーに変換されることで発火といったリスクを持ちます。

もちろん、普通に使っているのであれば熱エネルギーに変換されていても発火することはありませんが、接続先の装置に何らかの異常が起きたとき、回路がショートして高温度の熱エネルギーにより火花が散り、それが周りにあるものに燃え移り火災になることもあります。ULマークがついているものは、万が一の事故も想定した検査や試験が行われているため、設備期の故障になどによりショートが発生しても、ダクトの外側には影響を与えるリスクが低くなります。ちなみに、火災保険の業者の中にはUL規格がない場合は保証をしないところもあるなど、このマークは利用する側への安心を与えてくれることがわかります。

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