電磁ノイズを軽減できれば、給電システムをさらに効率化できるので、配線用途を問わず配線ダクトは必ず設置してください。

中でも工場や制御装置が必要な場所では日常的に電力を消費しているので、小さなロスでも削減できれば年間で多くの電気代を節約できます。さらに定期メンテナンスを必ず必要とする場所では、付け替え可能な配線ダクトを使用して、用途別に細かく給電設定も変えられるようにする方法がお勧めです。尚照明器具等使用用途が限定されている場合は、使用可能電圧を限定した配線ダクトの使用も検討できるので、家庭でインテリア照明等を設置する方にお勧めします。

天井や壁に設置する電化製品の場合は床に配電設備を設置するよりも、隣接する屋根裏等に設置する方が安全性を確保できる為、用途に応じて配線ダクトの設置場所も変えてください。そしてスイッチは手近な場所に設置する方が便利なので、電源入力対応の物を設置する等の個別対応を強くお勧めします。

特に天井に設置するシーリング設備は対応部品が指定されている物も多いので、同じ会社で生産された物を使用してください。一方設置場所によっては複雑な形状の配線ダクトが必要なので、用途に応じてダクトカッターで切断できる物を強くお勧めします。切断できる物にはプラスチック素材の物が多く、購入費用も安く済むので節約志向の方にお勧めできますが、ライティングレールを切断する時には金属対応のダクトカッターが必要です。