lanケーブルを選ぶ時にBASEと言う言葉を目にすることがあります。
この言葉自体が直接関係するわけではありませんが、知っておくと選ぶ時にとても便利です。なんだかわからないけど高いものを買っておけば問題ないと思っている人は、この知識があれば少しコストをセーブすることができます。このBASEと言う言葉は、特に速さを示すものではありません。実は信号の伝送するために行われる変調の方式を示す言葉です。ルールとしてはブロードバンド変調をするものはBROAD、ベースバンド変調する時にはBASEと表示するようになっています。
このルールは国際規格で規定されているので、全世界で共通です。lanケーブルを選ぶ時に重要なカテゴリは、このルールで分類されたものに関係しています。例えばCAT5は100BASEまで、CAT6になると1000まで対応することができます。パソコンなどの通信機器であれば全てベースバンド変調に対応しているので、この分類によって選別することが可能です。
lanケーブルに書かれているカテゴリの数字だけみていると大きければ良いと考えがちです。どの分類に対応しているのかが明確になれば、余分に高いスペックのものを購入して、実質的に損をすることがありません。通信機器とlanケーブルの使用が同じであれば問題ないので、どちらか低い方に合わせるようにましょう。まずは必要なBASEを確認して、それにあるカテゴリのlanケーブルを選びましょう。