lanケーブルのケーブル長ですが、言うまでもなく接続する機器同士の距離を確かめてから購入するべきです。

また、これも当然のことでしょうが、コネクタ間の空間的な直線距離を測ることでは普通は適切ではありません。lanケーブルは空中を這わせて使うようなものではないでしょうから、空間的な直線距離では短く、取り回しのことを考えれば壁や床を這わせて距離を測る必要があります。また、機器を固定して使うという人であれば問題は少ないのですが、持ち運んで使うことを考えている人であれば持ち運び先との距離をケーブル長として考える必要があるでしょう。

実際の利用シーンにおいては短いよりも長いほうがまだましですから、迷ったら長めのlanケーブルを購入するというのは一つの考え方です。ただ、ケーブル長はいくらでも長いほうが良いというのは当てはまりませんから、常識的に判断する必要はあります。例えば値段はもちろん長さが長いほうがアップしてしまいます。重さという点でも同様ですから、持ち運びの点でもやりにくいということになってしまうでしょう。

また、最近は性能もアップしていますのであまりこのようなことは発生しないと考えていて良いのですが、ノイズという観点もあります。lanケーブルの中では電気信号により通信が行われていますから、外部からのノイズによってエラーが起きたりする可能性もあります。無駄にケーブル長が長いことでその可能性も増やしてしまうことになるわけです。