現代の住居では多くの電気を使った製品があり、このような製品を動かすためには電力が必要になっています。

電気を供給する一般的な方法はコンセントなどから配線を使うというものですが、設置されている機器に専属の配線が必要になってしまうので、その数が増えていく傾向が強くなっているでしょう。配線は一般家庭ではそのままの状態で対応していますが、多くの電化製品を使っている企業などでは外部に露出していると危険性が高まるため、個別に設置された配線ダクトなどで収納している場合が多くなっています。ここで問題になるのは加熱によって発火してしまうケースがあり、配線ダクトという密閉した空間であるので、その消火が難しいということです。

配線ダクトに収納されているものにはインターネットの回線も含まれていますが、多くは電気を供給するものになっています。電気というのは不具合を生じると電気火花を発生する場合があり、この火花が近くにる綿ゴミなどに着火すると発火する可能性があります。問題なのは電気による火災は通常の水を使った消火では関電の危険性があるので、他の方法を使わなければいけません。電気火災で有効な消火方法は不燃性の気体を使った窒息消火であり、配線ダクトで起きる失火に対してもその方法を用いるようにしてください。この窒息消火は感電の危険性が無いだけでなく、設置されている機器が浸水によって使用不能になることもないため、配線ダクトを設置する時には利用するといいでしょう。